オバマ大統領および安部首相の共同会見
安倍首相
国際社会が直面している諸課題についても、胸襟を開いてバラクと話し合いを行った。ウクライナ情勢については、力を背景とする現状変更は許されないことを改めて確認し、ウクライナ支援の重要性と引き続き、日本やG7で連携していくことで一致。ハーグにおいてG7会議が開催され、オバマ大統領が強いリーダーシップを発揮し、G7各国はロシアへの対応で協調した。ロシアに対し、国際法違反のクリミア併合は認められないというメッセージを送った。我々は、今後もロシアに対しメッセージを送り続けていく。
オバマ大統領
ロシアとウクライナについては、武力による解決はありえないと協調してきたが、制裁によってロシア経済が影響を受け始めている。我々は外交努力による解決を今後も模索していく。ジュネーブ会議後、ロシアは、より賢明な措置を取ることもできたが、これまでのところジュネーブ合意の精神や内容に従う意欲が見えてこない。
そのかわりに、相も変わらず、民兵と武装兵士による建物の占拠や、意見の反する者への攻撃、地域の不安定化が続いており、これらを止めさせようとするロシアの努力は未だ見られない。
その一方、ウクライナ政府は、ジュネーブ合意に基づき、恩赦法の整備や憲法改正の提案など、極めて具体的な措置を取っている。ロシアが、ジュネーブ合意の精神や内容に従わないのであれば、さらなる制裁強化につながるであろう。だからといって、問題が直ちに解決される訳ではない。これは非常に困難な課題である。我々が守るもの、信じるものを明確にし、そうした価値観、規範、理想のため行動する用意がある。
