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プーチン 皮肉と偽善の裏側
21 5月 2014 01:24

クレムリンの支配者は、自国民に対して行っている専制政治を隣国にも拡張したいようだ。 トム・マリノウスキ米国国務省民主主義・人権・労働局次官補 //

ウラジーミル・プーチン大統領の行いは、彼が他者に示す嘘に満ちた行動と価値観を見れば、たいていはその理由が分かる。

例えば、この数週間、プーチンはウクライナ政府がウクライナ東部の自治権を奪ったと批判しているが、自分もロシアで地方選挙の廃止に動こうとしている。

米国の「傭兵」たちが、ウクライナ軍と共同作戦を実施していると批判しながら、ロシアの特殊部隊を潜り込ませ、クリミアを併合し、ウクライナ東部で暴力をふるっている。

インターネットをCIAの産物と呼び、ロシアのソーシャルメディアを秘密警察が牛耳る政府の監視下に置こうとしている。

プーチンがウクライナ政府の人権侵害を批判して介入を始めたことは、ウクライナ人にとって、自分たちもすぐにプーチンの支配下に入ることを予感させる悪い兆候であった。

キエフの暫定政権は完璧とはいえない。だが、国際機関によれば、クリミアやウクライナ東部でロシア少数民族に対する人権弾圧の証拠は見つかっていない。いっぽう、親ロシア独立主義者たちは、武器を持たない敵対勢力に対し、やりたい放題の攻撃を加えている。ロシアがウクライナのマイダン革命のせいだとする暴力行為は、実際のところロシアの軍隊や傭兵によるものだ。

このパターンはクリミアで始まった。ロシア介入からほどなくして、地元政府は、ヨシフ・スターリンに追放された後、クリミアに戻ったタタール系住民に対し、土地を明け渡すよう要求した。今週、タタール追放70周年を前に、警察はタタール系住民に対し、大規模な家宅捜索を実施した。

また、武装集団による、地元や海外ジャーナリストへの襲撃や監禁も多発している。親ロシア武装集団は、ウクライナの市民活動家を誘拐、拷問し、少なくとも監禁中に2名が殺害され、死体が森に捨てられた。現在も数多くの行方不明者がいる。国際機関の報告では、少数派のキリスト教徒、ユダヤ教徒を含む5000人と3000人以上のタタール人がクリミアから逃れ、ウクライナ各地で難民化している。

ウクライナ東部における調査によれば、マイダン革命の支持、不支持にかかわらず、大多数の住民がロシア編入に反対している。しかし、いざドネツク、スリャビャンスク、ハリコフの住民がロシア介入反対の活動を始めると、親ロシア武装集団が彼らを繰り返し襲撃し、ウクライナ東部にいる100人以上の平和的なデモ参加者が病院送りとなった。

東部では誘拐、拷問、殺人が激化し、最近ではウクライナ政府支持者3名の死体がスリャビャンスクの川岸で発見され、死体から拷問の跡が見つかった。また、スリャビャンスクの自称「市長」の命令により、親ロシア武装集団は、地元のジプシーたちを家から追い出し始めた。

プーチンは、こうしたやり方やその他の方法も使って、近年ロシア国内で行っている圧政をウクライナ東部にも拡張しようとしている。地方自治、表現の自由、国際監視のもと行われる公正、公平な選挙など、団結したウクライナを享受せんとするウクライナ東部の意向と全く逆行するものだ。これはプーチンの介入というより、彼の目的そのものであろう。ウクライナの一般市民が腐敗した権力支配者を追い出し、ヨーロッパ民主主義に近づこうとしたマイダン革命は、クレムリンの支配者にとっても脅威であった。これを受け、プーチンの中では、ウクライナを粉砕できないなら、せめて罰と恥辱を与えねばと考えたのだろう。

ロシアの行動は、大国が小国を飲み込むという古いパターンを廃止した、戦後国際秩序に対する脅威である。しかしウクライナの危機は価値観の衝突である。これは西側とロシアの衝突ではない。この衝突は、国は民衆に奉仕するためにあると考える、モスクワを含むあらゆる地域の人々、そしてその全く逆を考える体制側との戦いなのだ。

アメリカ政府やEUによるロシアへの制裁措置は代償が伴う。どんな制裁でもそうだが、ヨーロッパはとりわけ高い代償になる可能性があり、それを承知であるなら制裁も単なる見せかけではないだろう。ロシアの対抗措置に最も弱い立場にあるエストニア、ポーランド、チェコ共和国等が、我々に最も強く制裁を呼びかけていることには驚かされる。

制裁措置により、さらに強い影響を受けているのが反体制派のロシア人たちだ。彼らは、ロシア政府を批判し、「裏切り者」、「外国のスパイ」、「過激派」等の汚名を着せられた人々だが、現在でもロシア政府への制裁を我々に呼びかけている。問題を身近に感じるほど、最も重要なことが見えてくるのだ。

遠く離れた我々は、事実を正確に把握すべきである。我々がロシアとの現実的な協力を模索し、大国ロシアを世界的機構として統合するよう促してきたことに間違いはない。いつかまた、そのようにできる日が来ることを願いたい。だが、今回の危機においては、プーチンが我々に皮肉を投げかけ、我々はただ彼に平和の期待を投げかけるというような間違いは犯してはならない。

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