2014年8月25日,ポロシェンコ大統領は,第7招集ウクライナ最高会議(議会)の権限の期限前停止に関する決定を発表した。この措置は,ウクライナ憲法第90条に厳格に従って実施された。
ウクライナ大統領による決定は,権力の刷新というウクライナ社会の重要な要求に対する,然るべきかつ期待された回答であり,社会調査によれば,ウクライナ国民の80%が期限前議会選挙の実施の必要性につき支持している。また,議会選挙は浄化の最良の手段であるから,これにより,「尊厳の革命」が要求する主要点の1つが実施されたこととなる。
2012年の議会選挙は透明かつ公正なものではなかった。その結果,ウクライナ最高会議では,国民ではなく,個別のオリガルヒのグループの権益を代表する人間が議席を獲得している。そのため,まさにこの議会こそがヤヌコーヴィチ前大統領政権による犯罪行為の基盤となり,ウクライナにおいて民主主義を破壊し,ウクライナの諸都市で流血の事態を発生させるため多くのことを行ったのである。現在も審議活動を継続している,または議会に登録されている多くの議員は,分離主義を唱える戦闘員のスポンサーにして共犯者ではないにしても,共感者である。かかる行動に対しては,法的にも政治的にも責任を問われなければならない。
同時に,国家にとってこの困難な時期においても,大統領による決定は,ウクライナの最高立法機関が完全に機能を果たすにあたっての障害とはならない。
第7招集最高会議が実施すべき主要な課題の1つは,欧州連合との連合協定を9月に批准することである。
ウクライナ最高会議議員の期限前選挙は,2014年10月26日に実施される。
ウクライナ大統領は,同選挙が民主的に,坑井かつ透明性をもって実施され,ドンバスとの政治対話が主要要素となっている,ウクライナ東部情勢の平和的解決に関するウクライナ大統領の計画の一部となる旨保証する。
まさにこの選挙の結果により,ウクライナの東部地域の住民は,中央政府との対話においてドンバスの権益を然るべき代表することを可能とする信任のマンデートを自分達の議員に対し与えることとなることが期待される。