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ロシアのプロパガンダ、世界を欺こうと必死
21 7月 2014 02:41

マレーシア航空のボーイング777型旅客機がドネツク州で撃墜された直後に、ロシアのマスコミは、 親ロシア武装勢力がウクライナのAn-26輸送機を撃墜したと報道。この情報はまた、テロリストらによる複数のメディアに広く掲載された。これにはウクラ イナ東部テロリストがのリーダー、イーゴリ・ストレルコフ(ギルキン)氏のSNSページが含まれる。

撃墜されたのはウクライナの輸送機ではなくマレーシア航空のボーイング777だったことが明らかになると、ギル キン氏はテロリストらの「お手柄」を語る投稿を削除した。その代わりに、SNSには偽造投稿のスクリーンショットが載った。スクリーンショットはウクライ ナ政府が航空機墜落への関わりを認める内容になっていたが、下手なウクライナ語で書かれており、多くの間違いやロシア語訛りの言葉を含んでいた。

こうした中ロシアのマスコミは、明らかな事実や矛盾点を無視しながら、次々と新たな説を生み出していった。あらゆる発信源から、主に4つの偽造シナリオが投入された。

1. まずは、墜落の直前にウクライナの戦闘機を見かけた目撃者に関する報道である。ロシアのメディアは積極的に、墜落の直前にボーイング777の周りに複数の ウクライナ戦闘機を見たと語る、空想のスペイン航空交通管制官によるツイートを広めていた。その後、同ツイートは発信者のアカウントと共に削除されてい た。

2. 上記の説が貫き通せなかった露プロパガンダは今度、墜落をウクライナのミサイル誤発射、またはウクライナの地対空防衛システムの誤作動と結び付けようとし た。この説によると、ミサイルの狙いはプーチン大統領のIL96-300航空機だった。根拠には、両機の形や塗装が類似していることが挙げられた。高度 10キロの飛行機の色を識別するのは不可能であることは、考慮しなかったようである。

3. それと同時に露メディアは、ドンバスのテロリストらが高度1万メートルも撃てる兵器をそもそも持っていないと主張し始めた。同メディアが数日前に、ウクラ イナ東部の志願兵の手元に届いた自走地対空ミサイルシステム「ブーク」(ブナの木)に関する情報を、積極的に広めていたにも関わらずである。ウクライナ国 防省によれば、テロリストらがウクライナ軍からミサイルシステムを奪略した事実はない。つまり、武装勢力の手元に届いたその「ブーク」の出所は、ロシア以 外考えられないのである。

4. 欧州航空航法安全機構の情報であるとしてロシアTVが持ちだしたもう一つの説は、「事故」である。しかしながら、ロシアに支援を受けているテロリストとロ シアの傭兵の関わりを示す覆し難い証拠がある。具体的には、ウクライナ保安庁が傍受し墜落の直後に公表したテロリストらのリーダー同士の通話である。通話 には、テロリストらのがウクライナの戦闘機ではなく旅客機だったことへの失望感を分かち合っている。

ポロシェンコ大統領はこの悲劇を捜査するように命じると同時に、改めて、ウクライナ軍の関わりを拒否し、墜落はテロ行為の結果であると主張した。

上記の通話音声はこちら(英語字幕付き):
http://youtu.be/BbyZYgSXdyw?list=UURxyjhmvBewJIRb2yku5EuQ

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