在日ウクライーナ大使館

キエフ 12:34

二国間地域協力

二国間地域協力の現状

ウクライーナ・日本の地域間協力

両国関係において地域間協力は非常に重要な意味を持つ。

1986年、オデサ州と神奈川県(県庁所在地の横浜市は日本で2番目に人口が多い)は、友好交流の発展に関する共同声明に調印を行った。この合意により、両国は相互理解と友好的関係をより一層深めていくことに同意した。これまでに文化的、人道的、医療分野など、様々なプロジェクトが実施されている。

2006年、ドニプロペトロヴシク地方行政府は、広島市が提唱した平和市長会議に参加を表明した。

地域間での経済的協力も進んでいる。2006年8月14日~16日、京都商工会議所会頭がウクライーナを訪れ、クィイヴ(Kyiv)市議会やクィイヴ実業界の会議に多数参加した。訪問中、ウクライーナ医療技術アカデミーおよびクィイヴがんセンターに対する最新小児医療機器購入に関する助成金提供について表明した。

地域発展政策に関して、日本は地方の発展に特に注目している。そのため、ウクライーナ代表団の公式訪問では、東京だけでなく、日本国内の経済的、文化的、歴史的な地域を各地訪問し、地域間協力の発展に大きく寄与した。こうした交流のおかげで、ウクライーナ代表団は、関西(大阪、京都)、中部(名古屋)、中国(広島)、九州(長崎)など日本の各地方を一度ならず訪問する機会を得た。ウクライーナ政府関係者および日本の地方行政機関関係者の交流により、地域間協力ひいては2国間の包括的関係がさらに発展している。

両国の姉妹都市の関係

ウクライーナ・日本の姉妹都市

クィイヴ市およびオデサ市は、それぞれ京都市と横浜市の姉妹都市である。オデサと横浜は1965年、クィイヴと京都は1971年に姉妹都市となった。各行政機関やNGOの間では、横浜オデサ友好委員会や寺田バレエ校長の高尾美智子氏が主催し、両国姉妹都市の関係発展を目指す京都文化協力団体など、親密な関係作りが行われている。

芸術、教育、スポーツ、文化交流など文化、人道面での協力は、姉妹都市の関係において最も重要である。また、インフラ開発、経済、社会、文化的事業等の情報の交換も、市議会間で活発に行われている。

近年では、地方行政機関の首長同士の交流が盛んになり、両国姉妹都市の関係が活性化されている。2002年、クィイヴ副市長のV.ロマシュコが、クィイヴ・京都姉妹都市30周年の記念行事に参加した。2005年、ヴィクトル・ユシチェンコ大統領主導の代表団の一員としてE.フルヴィツ・オデサ市長が訪日し、横浜市を訪れ市議会の会合に出席した。

高尾美智子氏の尽力により、クィイヴ国立舞踊学校による数多くの芸術イベントが京都で開催された。寺田バレエスクールおよびクィイヴ国立舞踊学校の生徒は、共同のガラコンサートに多数出演した。2009年8月、「ウクライーナ・日本の若手アーティスト」プロジェクトの枠内にて最後のガラコンサートが開催された。

2009年、ウクライーナの国際的イメージや文化交流の尽力に対し、高尾美智子氏にプリンセス・オリガ勲章が授与された。

2010年、オデサ市と横浜市は姉妹都市45周年を迎え、2011年にはクィイヴ市と京都市が姉妹都市40周年を迎える。両国関係者による記念イベントの準備が進んでいる。

2015年、オデサと横浜は姉妹都市関係樹立50周年を祝った。

この点に関して、2015年9月2日に角在ウクライーナ日本大使の支援のもと、トゥルハノヴ・オデサ市長と関山横浜市国際局長が横浜市のシンボルであるバラの花をオデサの公園に植樹した。

2015年9月3~5日には、オデサにおいてウクライーナ国立技術大学のウクライーナ・日本センター「クィイヴ工科大学」の協力により、オデサ市議会が「日本・デー」が開催された。また日本語に興味がある人のためにフランコ記念オデサ図書館で日本語初心者への講義が行われた。

オデサの「日本・デー」では、オデサ市民や観光客が日本文化を知る機会を得た。オデサ美術館の展示ホールでは、日本人形、写真、書道の展示が行われた。書道、折り紙、風呂敷の講習会やデモンストレーション、講義、映画鑑賞が開催された。

2016年8月13日、クィイヴと京都は、姉妹都市関係樹立45周年の一環としてロームシアター京都においてウクライーナの著名バレエダンサー、デニス・マトヴィエンコやクィイヴ国立バレエ学校、寺田バレエスクール、京都バレエシアターのダンサーや生徒が参加した「くるみ割り人形」を上演した。

また、高尾美智子京都クィイヴ交流の会代表がウクライーナ、日本で行われたクィイヴ京都姉妹都市関係樹立45周年のイベントに参加した。ビタリ・クリチコ・クィイヴ市長の来日に合わせてイベントが開催された。

2016年9月3~8日、ビタリ・クリチコ・クィイヴ市長は京都市長の招待を受け、クィイヴ京都姉妹都市関係樹立45周年に合わせて訪日した。

2016年9月7日、門川大作京都市長と会談を行い、姉妹都市関係樹立45周年の枠組みで姉妹都市間協力分野の拡大を議論した。具体的には、日本のハイテク技術によるクィイヴの公共交通機関の開発、学生交流、教育や科学分野プロジェクト実施等の協力で合意した。また、ウクライーナにおける日本年の枠組みにおいて、クィイヴの京都公園の修復等のイベントについて議論された。ビタリ・クリチコ市長は、門川京都市長に2017年のクィイヴ訪問を呼びかけた。 ビタリ・クリチコ市長は、京都高度技術研究所 アステム(ASTEM)も視察した。

2017年6月2日から6日まで、門川京都市長がクィイヴを訪問した。訪問期間中、ビタリ・クリチコ・クィイヴ市長と共に、クィイヴ市内の「京都公園」リニューアル記念式典に参加し、石造りの日本庭園をオープンした。両市長はクィイヴと京都さらなる関係の発展を願い、新しい日本庭園にタイムカプセルを埋設し、桜を植えた。

2018年に在日ウクライーナ大使館は日本の都市や地域との関係を拡大した。

2018年3月6日、在日ウクライーナ大使館の公使参事官ユーリ・ルトヴィノヴは、福島県会津若松市の室井市長と会談し、日本とウクライーナと今後の地域間協力について討議した。

2018年10月30日、駐日ウクライーナ大使イーホル・ハルチェンコが石川県金沢市を訪問した。訪問中に、大使は細田副市長と面会し、両国間の協力の展望について話し合った。