在日ウクライナ大使館

, キエフ 05:10

ウクライナと日本の文化人道協力

文化・スポーツ分野における協力

人道的協力の発展は、ウクライナと日本の包括的関係のさらなる発展に大きな貢献を続けている。

ウクライナと日本の間の文化協力分野において中心的な出来事は、ウクライナの大統領令1/2017号により2017年が「ウクライナにおける日本年」に制定されたことである。日本の文化、芸術家の催しや公演、剣道マスターズ競技大会など、様々な祭典が行われた。

また、在ウクライナ日本大使館はウクライナ全体で日本の桜2500本植えるキャンペーンを実施している。

ウクライナにおける日本年の一環として、日本の伝統的な起き上がりこぼし人形が展示された「ウクライナから福島連帯の起き上がりこぼし展」がチェルノブイリ国立博物館にて開催された。

この起き上がりこぼしプロジェクトは、日本の著名デザイナー髙田賢三氏が、東日本大震災および福島第一原発事故の被災者を支援するために開始めた。

ウクライナにおける日本年で重要な文化イベントとして、画家のミヤザキケンスケ氏による「Over The Wall」世界壁画プロジェクトが在ウクライナ日本大使館や国際連合難民高等弁務官事務所の協力により行われた。

このプロジェクトは、ウクライナと日本の外交関係25周年を記念し、2017年7月にArt-zavod Platforma(キエフ)とマリウポリの第68中等学校で実施された。

2017年11月9日、ペトロ・ポロシェンコ・ウクライナ大統領は「イマジナリー・トラベラー」のオープニング式典に出席し、日本側からは中根外務副大臣が出席した。

また、ウクライナの著名な音楽グループや若手のミュージシャンは定期的に日本を訪れている。

2017年、ウクライナの著名作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフが初めて日本を訪れ、11月4日、11日に京都と東京でコンサートを行った。

12月17日、キエフでウクライナ人ピアニスト、アレクセイ・グリニュクのソロコンサートが開催され、フレデリック・ショパン、フランツ・リスト、モデスト・ムソルグスキーの曲が演奏された。

12月23~30日、ウクライナ国立フィルハーモニー交響楽団のツアーが行われた。12月21日、ツアーの一部として交響楽団は日本人ヴァイオリニスト大谷康子と共演を行った。

12月24~29日、タラス・シェフチェンコ記念ウクライナ国立バレエの日本公演が行われた。ウクライナ国立歌劇場創立150周年を記念して「白鳥の湖」、「くるみ割り人形」、「ドン・キホーテ」、「トゥーランドット」が演じられた。

ウクライナの歌手、バンドゥーラ奏者、オクサーナ・ステパニュック、ナタリア・グジー、カテリーナ・グジーおよび在日ウクライナ人コミュニティ「クラヤネ」(Kraiany)は、ウクライナ文化、伝統の日本での人気拡大に大きく貢献している。

2017年5月20~21日、日本人にウクライナの文化、民族衣装、歌を広めるため、東京と名古屋でクラヤネ主催の第5回ウクライナ・パレードが開催された。このイベントには150人以上の人々とその家族が参加した。

11月19日、ウクライナ正教会キエフ総主教庁在日本ミッションは、1932年から1933年のホロドモールで命を落とした人々のための追悼祈祷礼拝を東京の聖オルバン教会で行い、大使館員やその家族、在日ウクライナコミュニティの会員や地域の代表者などが参加した。

民間レベルでの外交という形で二国間協力が大きく発展している。2017年、ウクライナは「シップ・フォー・ワールド・ユース・リーダーズ」プロジェクトに招かれた最初の国となった。このプログラムは、29年以上にわたって日本政府が実施しているもので、世界中の若者との交流を深めることを目指し、12カ国から120名の代表者および日本人120名が参加した。

ウクライナ、日本の文化発展に貢献した文化人や外交官に政府の賞が授与された。

2017年、最初の在日ウクライナ大使であるミハイロ・ダシケヴィチ氏は、日本・ウクライナ間の友好親善及び相互理解促進に寄与した功績により旭日重光章を受賞した。 また、国立キエフ・モヒラ・アカデミー教授、ボリス・グリチェンコ記念キエフ市立大学教授のヴォロディーミル・レザネンコ氏は、ウクライナにおける日本語教育・日本研究の発展及び日本・ウクライナ間の学術交流に寄与した功績により旭日小綬章を受賞した。

さらに、2017年、ウクライナ国立オペラ劇場フレンチホルン奏者のヴァシーリ・ピリプチャク氏とオデッサ国立大学上級日本語講師のヴィクトリヤ・ミフダルスカ氏が外務大臣表彰を受賞した。

ウクライナでは、2017年1月、「チェルノブイリ子ども基金」の佐々木真理事務局長に公妃オリガ勲章が授与された。

文化、スポーツなどの国際大会においてもウクライナが活発に参加し、多くの勝者を生み、多くの賞を受賞した。

家の光協会主催の「第24回世界こども図画コンテスト」は、85の国と地域から19987作品が出展され、ウクライナからはソフィア・コヴェルコ(金賞)、B.シェルバチュク、S.ルシュク(銀賞)、M.コノノヴァ、O.コビリャンスカ(銅賞)が受賞した。

ニコン創立100周年を記念するニコンフォトコンテスト(東京、7月) において、ウクライナ写真家S.リトヴィノヴァ氏の作品「勝利の日」が2位を受賞した。

空手道禅道会の全日本大会(東京、2017年10月)のでウクライナ人の選手が2個の金と4個銀メダルを獲得した。

2015年、オデッサと横浜は姉妹都市関係樹立50周年を祝った。

この点に関して、2015年9月2日に角在ウクライナ日本大使の支援のもと、トゥルハノフ・オデッサ市長と関山横浜市国際局長が横浜市のシンボルであるバラの花をオデッサの公園に植樹した。

2015年9月3~5日には、オデッサにおいてウクライナ国立技術大学のウクライナ・日本センター「キエフ工科大学」の協力により、オデッサ市議会が「ジャパニーズ・デー」が開催された。また日本語に興味がある人のためにフランコ記念オデッサ図書館で日本語初心者への講義が行われた。

オデッサの「ジャパニーズ・デー」では、オデッサ市民や観光客が日本文化を知る機会を得た。オデッサ美術館の展示ホールでは、日本人形、写真、書道の展示が行われた。書道、折り紙、風呂敷の講習会やデモンストレーション、講義、映画鑑賞が開催された。

2016年8月13日、キエフと京都は、姉妹都市関係樹立45周年の一環としてロームシアター京都においてウクライナの著名バレエダンサー、デニス・マトヴィエンコやキエフ国立バレエ学校、寺田バレエスクール、京都バレエシアターのダンサーや生徒が参加した「くるみ割り人形」を上演した。

また、高尾美智子京都キエフ交流の会代表がウクライナ、日本で行われたキエフ京都姉妹都市関係樹立45周年のイベントに参加した。ビタリ・クリチコ・キエフ市長の来日に合わせてイベントが開催された。

2016年9月3~8日、ビタリ・クリチコ・キエフ市長は京都市長の招待を受け、キエフ京都姉妹都市関係樹立45周年に合わせて訪日した。

2016年9月7日、門川大作京都市長と会談を行い、姉妹都市関係樹立45周年の枠組みで姉妹都市間協力分野の拡大を議論した。具体的には、日本のハイテク技術によるキエフの公共交通機関の開発、学生交流、教育や科学分野プロジェクト実施等の協力で合意した。また、ウクライナにおける日本年の枠組みにおいて、キエフの京都公園の修復等のイベントについて議論された。ビタリ・クリチコ市長は、門川京都市長に2017年のキエフ訪問を呼びかけた。 ビタリ・クリチコ市長は、京都高度技術研究所 アステム(ASTEM)も視察した。

2017年6月2日から6日まで、門川京都市長がキエフを訪問した。訪問期間中、ビタリ・クリチコ・キエフ市長と共に、キエフ市内の「京都公園」リニューアル記念式典に参加し、石造りの日本庭園をオープンした。両市長はキエフと京都さらなる関係の発展を願い、新しい日本庭園にタイムカプセルを埋設し、桜を植えた。