在日ウクライナ大使館

, キエフ 14:40

国際連盟、欧州議会、欧州評議会議員会議、NATO議員会議、OSCE議員会議、GUAM議員会議及び世界各国の議会に対するロシア連邦の侵略国家との認定を求める請願

29 1月 2015, 07:40

 ウクライナはロシア連邦からの軍事的侵略の対象となっており、同国は特に大規模なテロ攻撃への支援と物資の提供を通して当該の侵略行為を行っております。

 2週間に満たない期間の中で、発砲・砲撃行為及び、ロシアに支援されていると目される武装テロ集団によるボルノバハ、ドネツィク、マリウポリにおける活動によって50人以上の無辜のウクライナ市民が犠牲となりました。

 OSCEの特別監視団はマリウポリでの砲撃は武装テロ集団の支配下にある地域から行われたものであり、論理的には、悲劇的な事件は無辜の一般市民の殺害を企図して計画された流血を伴う惨事であったことが導き出されるでしょう。この悲劇的事件によって、ロシア及び同国によって支援されたテロリスト集団が、今日唯一国際的に認められている平和的正常化のための前提、つまりミンスク合意を遂行する意思がないことが証明されました。

 2014年2月末の侵略行為の開始以来、ロシア連邦は国際法の基本原則たる人権を、占領下にあるドンバス地域でテロ集団により人質となっているウクライナの一般市民の生命に対する権利を含め、組織的に侵害しております。国家レベルでのテロ集団に対する積極的な支援を含むロシア政府による非道な侵略行為は、罪なき市民の殺害を日常的な現象に変えてしまっています。マレーシア航空MH17便旅客機の撃墜や、ボルノバハ、ドネツク、マリウポリでの悲劇といったテロ行為に対するロシアの責任は明らかです。

 ジュネーブやノルマンディーでの会談やその他の形式に基づく結束した外交的努力にもかかわらず、ロシアは広く認められる国際法の原則の遵守や、既に成された合意に関する自らの責任を果たしていません。クリミア半島も占領下にあるままであり、侵略行為及び武器、技術ならびに兵力のテロ集団への供給の停止に関する民主主義社会の要求はロシア政府によって無視されています。ロシア連邦首脳部との対話のドアを開き続けるという穏健的な手段は、ウクライナにおける新たな流血のテロ行為を誘発するだけであります。

 そのため、国連憲章の規定を考慮し、また1974年12月14日の国連総会決議3,314号「侵略の定義に関する決議」に従い、ウクライナ最高議会はロシア連邦を侵略国家と認定し、ウクライナの友好各国に以下の要請を行います。

 

・ロシアによるウクライナへの侵略行為の開始時から見られる、人間性に対する犯罪に対し罰を与えることなく看過しないこと

・ロシア連邦を、全面的にテロリズムを支援し、国連安全保障理事会の行為を妨害し、それによって世界の平和と安全保障を脅かしており、またいわゆる「ドネツク人民共和国」及び「ルガンスク人民共和国」をテロ組織と認定すること

・ロシアによる侵略行為をやめさせ、ロシア首脳部にミンスク合意の全条項を全面的に遂行させ、クリミアの不法占領を停止させ、欧州評議会議員会議ウクライナ議会特使ナディヤ・サフチェンコを含め、ロシア連邦領内で人質となっているあるいは不法に拘束されているウクライナ市民を全員解放させるために、新たな分野別の規制措置、すなわち制裁行為を含むロシア連邦への圧力を強化すること

・ウクライナに対し、防衛力強化のために不可欠な軍事支援及び、被害を受けた一般市民ならびに国内難民のための人道支援を与え、ドンバス地域での最重要インフラ設備の復旧を促進すること

 

 国際社会にウクライナに対する侵略の事実とその領土の占領の事実を認め、国際的に承認された国境への復帰に関する要求を強化し、第二次世界大戦後に形作られた国際的秩序と安全保障システムを侵害する危険な前例を作ることを防止するよう、要請いたします。